マシニングセンタを使いこなすには長年にわたる3次元CAD/CAMの知識、機械加工の知識、コンピュータの知識、さらにこれらそれぞれの経験と加工技術が製作品の仕上がりに反映します。
マシニングセンタは工作・加工物の取付けを変えずに、フライス、穴あけ、中ぐり、ネジ立てなど、一度にさまざまな作業ができるNC工作機械に、多数の種類の異なるATC(工具交換機能)を備えた工作機械です。一度の取り付けで複数の加工が可能になり、加工工程、治具製作の削減などによるリードタイム(着手してから全ての工程が完成するまでの所要期間)の短縮が期待できます。またCAD/CAMで作成したNC(数値制御)プログラムを使用することで、高精度・高品質の加工が可能になります。
KMSでは、試作品(サンプル)や、金型がいらない小ロット生産を目的に3次元CAD/CAMシステムと共に導入。現在は主にアクリルから各種金属、チタンを材料に、宇宙・航空・ロボット・自動車・カーレースなど多岐にわたる機械・産業部品やRX-7などMAZDA車用の自社製パーツを加工しています。
<オマケ:5軸マシニングセンターについて>
3軸(X,Y,Z軸)マシニングセンターが一般的ですが、昨今は、テーブルに傾斜軸(A軸)と回転軸(C軸)が加わった、5軸マシニングセンターでの加工が注目されています。テーブルを傾けることで、工程数、工程時間の削減、仕上がり面の向上、3軸マシニングセンタでは難しかった加工も可能となります。
加工可能材質 | ● 鉄(S45C S50C SS400) ● ステン(SUS303 SUS304 SUS316L) ● アルミ(2017S 5052S) ● 真鍮(C3604 C4621) |
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加工範囲 | 板厚 指定無し 長さ600x800 ミーリング0.05(幅100まで) |
公差 | 穴径0.01(リーマ通し) 平面度0.02(六面総加工時) 内外径0.01(リーマ通し) |
面粗度 | ▽▽~▽▽▽ |
主製品 | ベースプレ-ト、ブロック、フレーム部品 |
NC装置 | Fanuc-31iA5 |
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テーブルサイズ | 850×410mm |
移動量 ( X / Y / Z ) | 700/400/330mm |
早送り速度( X , Y , Z ) | mm/min |
主軸回転数 | 100-25000rpm |
ツールシャンク | BT30(2面拘束) |
ATC | 21本 |
NC装置 | msc-501 |
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テーブルサイズ | |
移動量 ( X / Y / Z ) | 600×430×460mm |
早送り速度( X , Y , Z ) | mm/min |
主軸回転数 | 12000rpm |
ツールシャンク | BT40 |
ATC | 30本 |
NC装置 | |
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テーブルサイズ | 1100 × 410 mm |
移動量 ( X / Y / Z ) | 762/410/510 mm |
早送り速度( X , Y , Z ) | 36000 mm/min |
主軸回転数 | 12000rpm |
ツールシャンク | BT-40 |
ATC |